しゅ‐せんりつ【主旋律】
曲の中心となる旋律。また、比喩的に、文芸作品・評論などの主題や基調となる考えのこと。
しゅちてきぶんがくろん【主知的文学論】
阿部知二の評論集。昭和5年(1930)刊行。
しょうせつのしょそう【小説の諸相】
《原題Aspects of the Novel》フォースターによる評論集。1927年刊。ケンブリッジ大学のトリニティーカレッジで行った講義の内容をまとめたもの。トルストイ、プルーストなどの著名作...
しょうせつのほうほう【小説の方法】
伊藤整の評論。昭和23年(1948)刊行。私小説が中心だった当時の日本小説界の性格を、ヨーロッパの文学や生活習慣などの観点から考察したもの。
しょうひん‐ぶん【小品文】
1 日常生活で目に触れた事柄をスケッチふうに描写したり、折々の感想をまとめたりした、気のきいた短い文章。小品。 2 中国で、明代中期以降行われた短い評論・随筆・紀行文などの総称。
しょうわじだい【昭和時代】
評論家・仏文学者の中島健蔵の著作。昭和32年(1957)刊行。
しょうわのせいしんし【昭和の精神史】
竹山道雄の評論集。昭和31年(1956)刊行。前年、雑誌「心」に「10年の後に」の題で連載した評論をまとめたもの。敗戦から10年を経て、昭和前期の日本人の精神史をふり返り、日本がなぜ戦争へと突き...
しょうわぶんがくし【昭和文学史】
平野謙による評論。昭和38年(1963)刊行。
しょうわぶんだんそくめんし【昭和文壇側面史】
小説家・評論家の浅見淵の著作。「早稲田文学」の編集に携わるなど、自身も深く文壇にかかわってきた著者が、晩年の芥川竜之介、若き日の五木寛之など数多くの作家たちのエピソードを交えて語る文壇史。昭和4...
しらべたげいじゅつ【『調べた』芸術】
青野季吉による文芸評論。大正14年(1925)、雑誌「文芸戦線」に発表。初期プロレタリア文学運動に多大な影響を与えた。