ぐ‐はつ【倶発】
[名](スル)一時に発生すること。同時に発覚すること。「此観念が或一定の方法で—し、若くは連続するの謂に外ならぬ」〈漱石・文学評論〉
けん‐べつ【甄別】
[名](スル)はっきりと見分けること。「微妙な濃淡とか調子とか云う者を—することが出来るのに反して」〈漱石・文学評論〉
げいじゅつ‐せんしょう【芸術選奨】
芸術各分野での前年度中のすぐれた業績に対して、文部科学大臣が毎年贈る賞。昭和26年(1951)芸能選奨として創設、昭和31年(1956)に改称。 [補説]演劇・映画・音楽・舞踊・文学・美術A・美...
げいじゅつてつがく【芸術哲学】
《原題、(フランス)Philosophie de l'art》テーヌの評論。1865年から1869年、および1882年に刊行。文学・芸術の分野における歴史的・社会的研究理論を確立した。
げいじゅつとしゃかい【芸術と社会】
《原題Art and Society》リードによる美術評論。1937年刊。数度の改訂を経た最終版は、1967年の刊行。
げいじゅつとじっせいかつ【芸術と実生活】
平野謙による評論。日本の私小説について論じる。昭和33年(1958)刊行。第9回芸術選奨受賞。
げいじゅつのいみ【芸術の意味】
《原題The Meaning of Art》リードによる美術評論。1931年刊。数度の改訂版を経た最終版は1968年に刊行。シュールレアリスムを擁護した著者による、ごく初期の造形芸術論。
げいじゅつれきしにんげん【芸術・歴史・人間】
本多秋五による文芸評論。昭和21年(1946)、雑誌「近代文学」の創刊号に掲載。
げきしろん【劇詩論】
《原題Of Dramatick Poesie:An Essay》英国の詩人ドライデンによる文学評論。1668年刊。
げつようかんだん【月曜閑談】
《原題、(フランス)Causeries du lundi》サントブーブの著書。1849年以降、日刊紙コンスティテュショネルに毎週寄稿していた評論をまとめたもの。続編の「続月曜閑談」と合わせ、全28巻。