いぶせ・い【鬱悒い】
[形][文]いぶせ・し[ク] 1 気分が晴れず、うっとうしい。気づまりである。「天井は—・きまで低し」〈鴎外訳・即興詩人〉 「ひさかたの雨の降る日をただ独り山辺にをれば—・かりけり」〈万・七六九...
イブのうた【イブの歌】
《原題、(フランス)La chanson d'Ève》フォーレの歌曲。全10曲。1906年から1910年にかけて作曲。ベルギーの象徴派詩人バン=レルベルグの詩に基づく。
い‐ぼう【遺忘】
[名](スル)忘れること。忘却。「人の—を喚び醒(さま)したるものは」〈鴎外訳・即興詩人〉
イマジズム【imagism】
1910年代の英米で推進された詩作上の運動。エズラ=パウンドが首唱し、明確なイメージによって対象を直接的、具体的に描出しようとした。
いやし・む【卑しむ/賤しむ】
[動マ五(四)]「卑しめる」に同じ。「詩名はいよいよ高く、帝も宰相もその才を愛しながら、その人を—・んだ」〈鴎外・魚玄機〉 [動マ下二]「いやしめる」の文語形。
イリアス【(ギリシャ)Ilias】
《「イーリアス」とも》古代ギリシャの長編英雄叙事詩。ホメロス作と伝えられる。「イリオン(トロイアの別名)の歌」の意。前8世紀ごろの成立。スパルタの美女ヘレネをめぐる、トロイア軍とギリシャ軍との1...
イリュミナシオン【(フランス)Les Illuminations】
ランボーによる詩の作品群。1872年から1874年ごろにかけて書かれた散文詩・自由詩からなる。1875年にベルレーヌに託された原稿群で、1886年ベルレーヌの序文つきで雑誌に掲載されたものが初出。
いわたに‐ときこ【岩谷時子】
[1916〜2013]作詞家。朝鮮の生まれ。本名、トキ子。「愛の讃歌」など、シャンソンの訳詩を手がけた後、歌謡曲の作詞家として多くのヒット曲を生んだ。代表作は「恋のバカンス」「君といつまでも」「...
イワンバゾフ‐こくりつげきじょう【イワンバゾフ国立劇場】
《Naroden teatar "Ivan Vazov"/Народен театър "Иван Вазов"》ブルガリアの首都ソフィアにある劇場。1907年開設。詩人・作家イワン=バゾフの名...
彝(い)を秉(と)る
《「詩経」大雅・烝民から》人のふみ行うべき道を守る。