パリのごがつに【パリの五月に】
清岡卓行の詩集。平成3年(1991)刊。翌年、日本現代詩歌文学館により第7回詩歌文学館賞受賞。
パリのゆううつ【パリの憂鬱】
《原題、(フランス)Le Spleen de Paris》ボードレールの散文詩集。1861年ごろから雑誌などに発表していた散文詩に、未発表の作品を加えた50編からなる。
パルチバル【(ドイツ)Parzivzal】
ウォルフラム=フォン=エッシェンバハによる叙事詩。クレチアン=ド=トロワの「ペルスバルまたは聖杯物語」を下敷きに創作されたものと考えられている。全16巻、完成は1212年ごろとされる。パルチファ...
パンとサーカス
《(ラテン)Panem et circenses》食糧と娯楽。古代ローマ市民がこの二つを国家から与えられて満足し、政治に無関心になったさまを、詩人ユウェナリスが揶揄(やゆ)した表現。現代では愚民...
ひ【比】
1 同等に扱われること。同列におかれること。たぐい。「速球にかけては彼の—でない」「日本人の勤勉さは他に—を見ない」 2 「詩経」の六義(りくぎ)の一。たとえを用いて気持ちを述べる詩の叙述法。 ...
ひ【碑】
[常用漢字] [音]ヒ(呉)(漢) [訓]いしぶみ 1 記念にするため文字を刻んだ石。いしぶみ。「碑碣(ひけつ)・碑文・碑銘/歌碑・句碑・建碑・詩碑・石碑・墓碑・記念碑」 2 語り伝えるもの。「口碑」
ひえんのきょく【飛燕の曲】
箏曲(そうきょく)。組歌。宝暦(1751〜1764)ごろ、安村検校が作曲。李白の詩「清平調」の邦訳を歌詞とする。
ひか【悲歌】
《原題、(フランス)Élégies》シェニエの詩作品。草稿のまま残されたもので、執筆年代は1778年ごろまでとされる。作者没後の1819年、詩人ラトゥーシュが編纂(へんさん)し「シェニエ全集」...
ひき‐うた【引(き)歌】
古歌やその一部を、後人が自分の詩歌・文章に引用すること。また、その歌。
ひき‐うつ・す【引(き)写す】
[動サ五(四)]他人の文章などをそのまま書き写す。引き写しをする。「日記に詩の一節を—・す」