ひょう‐おこり【平起(こ)り】
漢詩の絶句および律詩で、第1句の第2字が平字(ひょうじ)であること。また、その詩。ひょうき。→仄(そく)起こり
ひょう‐こつ【飄忽】
[ト・タル][文][形動タリ]急に出没するさま。忽然。「—として去り」〈透谷・富嶽の詩神を思ふ〉
ひょうさつなど【表札など】
石垣りんの詩集。昭和43年(1968)刊行。代表作「表札」「シジミ」などを収録。翌年、第19回H氏賞受賞。
ひょう‐しゃく【評釈】
[名](スル)詩歌や文章を解釈し、批評を加えること。また、そのもの。「古典を—する」
ひょう‐そく【平仄】
1 漢字の平声(ひょうしょう)と仄声(そくせい)。→四声 2 漢詩の近体詩における、平声字と仄声字の規則的な配列。平仄法。
平仄(ひょうそく)が合(あ)わ◦ない
漢詩を作るときに守るべき平声字と仄声字の配列が合わない。転じて、物事の筋道がたたない。「—◦ない話」
ひょうだい‐おんがく【標題音楽】
内容を示す題あるいは説明文がつけられ、聴き手を一定の方向に導こうとする楽曲。ベルリオーズの「幻想交響曲」やリストの交響詩など。→絶対音楽
ひょう‐ちゅう【評注/評註】
文章・詩歌などに批評・注釈を加えること。また、そのもの。
ひょうとう【氷島】
萩原朔太郎の文語定型詩による詩集。昭和9年(1934)刊行。
ひょう‐はく【漂泊】
[名](スル) 1 流れただようこと。「小舟が—する」 2 所を定めずさまよい歩くこと。さすらうこと。流浪。「各地を—して歩く」「—の詩人」