らっかさん【落下傘】
金子光晴の詩集。昭和23年(1948)刊。第二次大戦中に書きためられた反戦詩を収める。
らっ‐く【落句】
1 漢詩の結びの句。絶句では結句、律詩では第7・第8の最後の2句。 2 和歌の最後の句。 3 終わりの文句。おち。
ラテン‐ぶんがく【ラテン文学】
古代ローマにおいてラテン語で書かれた文学。ギリシャ文学の影響のもとに形成され、現実主義的な特色を加え、近代ヨーロッパ文学の基礎をなした。キケロの散文、ウェルギリウスの叙事詩、ホラティウスの叙情詩...
ラ‐フランシアード【(フランス)La Franciade】
ロンサールの叙事詩。全24章で構想された大作。第4章までを1572年に刊行するが、シャルル9世の死により中断、未完に終わる。
ラプソディー【rhapsody】
狂詩曲。
ラ‐ボエーム【(イタリア)La Bohème】
プッチーニ作曲のオペラ。全4幕。1896年トリノで初演。パリに住む詩人ロドルフォと少女ミミの恋愛を中心に、ボヘミアン的生活を送る人々を描く。
ラ‐ラビン‐サンジル【La Ravine Saint-Gilles】
インド洋、フランスの海外県レユニオン島にある渓谷。同島西岸の町サンジル‐レ‐バンの内陸に位置する。鳥の名が付いた三つの滝があり、同島出身のフランス高踏派の詩人ルコンド=ド=リールが、創作の霊感を...
ララ‐ルーク
《原題Lalla Rookh: an Oriental Romance》ムーアによる長詩。副題「東洋のロマンス」。1817年刊。
ラロン‐びょう【ラロン廟】
《Lalon Mazar》バングラデシュ西部の都市クシュティアにある霊廟。ベンガル地方のバウルという、吟遊詩人および修行者の聖人として知られるラロン=シャハと、その母の墓がある。年2回の祭りに多...
らん‐ちょう【乱調】
[名・形動]《「らんぢょう」とも》 1 調子が乱れていること。また、乱れた調子や、そのさま。乱調子。「先発投手が—ですぐに降板する」「—にどやどやと余の双眼に飛び込んだのだから」〈漱石・草枕〉 ...