かんしがいでん【韓詩外伝】
中国の古代説話集。10巻。前漢の韓嬰(かんえい)著。古い故事・逸話を、「詩経」の詩句と関連づけて解説したもの。「韓詩内伝」は現存しない。かんしげでん。
かん‐しゅ【管守】
[名](スル)保管し守護すること。また、その人。「幸にボルゲエゼの館の—、門番など皆識りたれば」〈鴎外訳・即興詩人〉
かん‐しょ【関雎】
《「詩経」周南・関雎から。「関」は「関関」の略で、和らいだ鳴き声、「雎」は「雎鳩(しょきゅう)」の略で、雌雄の仲のよいという水鳥のミサゴ》夫婦仲がよくて礼儀正しいこと。
かんしょうのはる【感傷の春】
生田春月の第二詩集。大正7年(1918)刊。
かん‐じく【巻軸】
1 文書・書画などの巻物。 2 巻物の軸に近い所。転じて、書物の終わりの部分。 3 巻物や書物の中のすぐれた詩歌や句。 4 連俳で、千句の第10番目の百韻の発句。
かん‐じょう【干城】
《「詩経」周南・兎罝から。「干」は盾の意》国家を防ぎ守る軍人や武士。「誠に国家の—と云いつ可き将軍なり」〈蘆花・不如帰〉
かん・する【刊する】
[動サ変][文]かん・す[サ変]《木を刻む意から》板行する。刊行する。出版する。「故人の詩文を集録して—・する」
かん‐そう【盥漱】
[名](スル)手を洗い、口をすすぐこと。身を清めること。「婦の早起—する時より、深更寝に就く時に至るまで」〈鴎外訳・即興詩人〉
かん‐そう【翰藻】
詩歌や文章。
かんそんこう【寒村行】
《原題The Deserted Village》ゴールドスミスによる長詩。1770年刊。別邦題「廃村」。