かたり‐な・す【語り成す】
[動サ四] 1 それらしく話す。そのように話す。「はかばかしうもあらず、かたくなしう—・せど」〈源・明石〉 2 事実をゆがめて語る。「言ひたきままに—・して」〈徒然・七三〉
かたり‐ふる・す【語り古す】
[動サ五(四)]以前から多くの人が語って新鮮さがなくなる。言い古す。「その話は—・されている」
かたり‐べ【語部】
1 古代、古伝承を語り伝え、公式の場で奏した部。平安時代には践祚(せんそ)大嘗祭(だいじょうさい)のとき、美濃・丹波・丹後・但馬(たじま)・因幡(いなば)・出雲・淡路の7か国から召されて古詞を奏...
かたり‐もの【語り物】
日本の声楽曲の一系統で、筋のある物語を節をつけて語るもの。また、その詞章。平曲・幸若(こうわか)舞曲・説経節・祭文(さいもん)・浄瑠璃・薩摩(さつま)琵琶・筑前琵琶・浪花節など。→歌い物
かた・る【語る】
[動ラ五(四)] 1 話す。特に、まとまった内容を順序だてて話して聞かせる。「目撃者の—・るところによれば」「決意の程を—・る」 2 語り物を節をつけて朗読する。「浪曲を—・る」 3 ある事実が...
語(かた)るに落(お)・ちる
《「問うに落ちず語るに落ちる」の略》問い詰められるとなかなか言わないが、かってに話させるとうっかり秘密をしゃべってしまう。
語(かた)るに足(た)・る
語るだけの値うちがある。また、語る相手としてふさわしい。「人生を—・る友人」
ぎょ【語】
⇒ご
ご【語】
1 単語。「むずかしい—の意味を調べる」 2 口に出して言う言葉。「—を続ける」「—を遮る」 3 ことわざ。成句。特に、軸物に書いたもの。賛や詩に対していう。
ご【語】
[音]ゴ(呉) ギョ(漢) [訓]かたる かたらう ことば [学習漢字]2年 1 かたる。話す。「豪語・私語・耳語・笑語・独語・妄語・大言壮語」 2 ことば。「語彙(ごい)・語学・語法/隠語・英...