しい‐ごと【誣言】
事実を曲げて言うこと。また、その言葉。ふげん。「空前絶後のものといわんも決して—にあらざるなり」〈逍遥・小説神髄〉
し・いる【誣いる】
[動ア上一][文]し・ふ[ハ上二]《「強いる」と同語源》事実を曲げていう。作りごとを言う。「吠える者は直ぐ狂犬だと—・いて殺して了う時勢では」〈魯庵・社会百面相〉
し・う【誣ふ】
[動ハ上二]「し(誣)いる」の文語形。
ふ‐げん【誣言】
《「ぶげん」とも》わざと事実をまげていうこと。また、その言葉。誣語。「空前絶後のものといわんも決して—にあらざるなり」〈逍遥・小説神髄〉
ふ‐ぼう【誣謗/誣妄】
「誣罔(ふもう)」に同じ。
ふ‐もう【誣罔/誣誷】
作りごとを言って人をそしること。誣謗(ふぼう)。誹謗(ひぼう)。「—の讒(ざん)にあう」
ぶ【誣】
[音]ブ(漢) フ(慣) [訓]しいる 事実でないことをでっちあげて言いたてる。「誣言(ふげん・ぶげん)・誣告(ぶこく・ふこく)・誣謗(ふぼう)・誣罔(ふもう)/讒誣(ざんぶ)」
ぶ‐こく【誣告】
[名](スル)《「ふこく」とも》故意に事実を偽って告げること。「同僚を—する」
ぶこく‐ざい【誣告罪】
⇒虚偽告訴等罪