水(みず)と油(あぶら)
水と油が互いに溶け合わないように、性質が合わず、しっくり調和しないこと。油と水。油に水。
メトン‐しゅうき【メトン周期】
紀元前433年に古代ギリシャの天文学者メトン(Metōn)により発見された暦学上の周期。235朔望月(さくぼうげつ)と19太陽年とがほぼ等しいというもの。19太陰年に閏(うるう)月を7回置くこと...
モナド‐ろん【モナド論】
ライプニッツの形而上学説。モナドは不可分の単純実体で、非物質的本性を有し、表象と欲求とからなる。宇宙はこのモナドから構成されているが、モナドは相互に作用しあうことがなく、独立である。従って、宇宙...
もの‐の‐あわれ【物の哀れ】
1 本居宣長が唱えた、平安時代の文芸理念・美的理念。対象客観を示す「もの」と、感動主観を示す「あわれ」との一致するところに生じる、調和のとれた優美繊細な情趣の世界を理念化したもの。その最高の達成...
ゆうきてき‐けんちく【有機的建築】
地球上の有機物の形のように、自然環境と調和し、均衡が保たれるように造られた建築。米国の建築家ライトによって提唱された。
ゆう‐わ【融和】
[名](スル) 1 とけてまじりあうこと。また、とけ込んで調和すること。「周囲の色と—する」 2 うちとけて互いに親しくなること。「—をはかる」「仲間と—する」
ユネスコ‐エコパーク【UNESCO ecopark】
ユネスコが認定する生物圏保存地域。世界自然遺産が環境の保護を最優先とするのに対し、環境を保護しつつ、生態系と人間社会との調和を図ることに重点を置く。MAB(人間と生物圏計画)の一事業として197...
ようしほうげん【揚子法言】
中国の思想書。前漢の揚雄著。全13巻。成立年代未詳。「論語」に擬し、問答形式で儒教思想を説き、孟子の性善説と荀子の性悪説との調和を試みたもの。法言。
よてい‐ちょうわ【予定調和】
1 ライプニッツの哲学で、宇宙は互いに独立したモナドからなり、宇宙が統一的な秩序状態にあるのは、神によってモナド間に調和関係が生じるようにあらかじめ定められているからであるという学説。→モナド論...
りそう‐しゅぎ【理想主義】
1 理想を立て、実現しようとする立場。空想的、観念的な性格をもつが、現実を改革する重要な基盤ともなる。アイデアリズム。 2 現実をありのままに描写せず、何らかの理想に即して、美的、倫理的調和のう...