なん‐ちょう【軟調】
1 やわらかい調子であること。⇔硬調。 2 写真の原板や印画で、明暗の対照が弱いこと。画面の調子がやわらかいこと。多く黒白写真でいう。「—のプリント」⇔硬調。 3 相場が下落の傾向にあること。⇔堅調。
に‐あがり【二上り】
三味線の調弦法の一。本調子を基準にして第2弦を1全音(長2度)高くしたもの。はでで陽気な気分や田舎風を表す。
にあがり‐しんない【二上り新内】
俗曲の一。二上りの調子で歌う、新内節のように哀調を帯びた小唄。江戸後期に流行した。
にょらい‐ばい【如来唄】
如来をたたえた勝鬘経(しょうまんぎょう)の8句の偈(げ)を梵唄(ぼんばい)の調子で歌うもの。
にわ‐び【庭火/庭燎】
庭でたく火。特に、神事の庭にたくかがり火。また、宮中の御神楽(みかぐら)でたくかがり火。柴灯(さいとう)。《季 冬》 宮中の御神楽の一曲で、楽器の調子合わせに続いて行う一種の序曲。歌は採り物...
糠味噌(ぬかみそ)が腐(くさ)る
悪声であったり調子が外れていたりする歌いぶりをあざけっていう言葉。
ね‐あか【根明】
[名・形動]ねっから性格が明るいこと。また、そのさまや、そういう人。「—な(の)お調子者」⇔根暗(ねくら)。
ね‐がら【音柄】
音の調子。音のぐあい。「物の—の筋ことなるものなれば」〈源・末摘花〉
ね‐と・る【音取る】
[動ラ四]奏楽の前に、あらかじめ楽器の調子を試す。音程を調える。「腰より横笛取り出だし、平調に—・り」〈曽我・七〉
ねぶり【眠り/睡り】
ねむること。ねむり。「汽車の留った為に、—が調子を失って」〈漱石・坑夫〉