うけ‐やど【請(け)宿】
奉公人などの身元を引き受けて奉公先を世話する家。口入れ宿。桂庵(けいあん)。「—の老媼(おば)さまが言葉には」〈一葉・大つごもり〉
うけ‐やま【請山】
1 江戸時代に、領主の持つ山林で、一定条件のもとに家臣や村または個人に貸与されたもの。 2 江戸時代、他村の持つ山林の草木をとることを許されて、毎年小作料を納めるもの。また、その山。宛山(あてや...
うけ‐りょう【請料】
中世、請所(うけしょ)の契約をした地頭・名主らが、領主に納入することを請け負った年貢。請口(うけぐち)。
う・ける【受ける/請ける/享ける/承ける】
[動カ下一][文]う・く[カ下二] 1 自分の方に向かってくるものを、支え止めたり、取って収めたりする。受け止める。受け取る。「ミットでボールを—・ける」「雨水を桶(おけ)に—・ける」 2 差し...
こい【請い/乞い】
1 願い求めること。頼むこと。頼み。「—に応じて引き受ける」「雨(あま)—」 2 してほしいと望むこと。所望(しょもう)すること。「隣より常夏の花を—におこせたりければ」〈古今・夏・詞書〉
こい‐う・ける【請い受ける/乞い受ける】
[動カ下一][文]こひう・く[カ下二]頼み込んで、ゆずり受ける。「珍しい切手を—・ける」「命ばかりはさりとも—・け給はんずらん」〈平家・二〉
こ・う【請う/乞う】
[動ワ五(ハ四)] 1 他人に、物を与えてくれるよう求める。また、何かをしてくれるよう願う。「食物を—・う」「救援を—・う」「許しを—・う」 2 神仏に祈り求める。「天地(あめつち)の神を—・ひ...
しょう【井/正/生/声/姓/性/青/政/星/省/清/聖/精/請】
〈井〉⇒せい 〈正〉⇒せい 〈生〉⇒せい 〈声〉⇒せい 〈姓〉⇒せい 〈性〉⇒せい 〈青〉⇒せい 〈政〉⇒せい 〈星〉⇒せい 〈省〉⇒せい 〈清〉⇒せい 〈聖〉⇒せい 〈精〉⇒せい 〈請〉⇒せい
しょう【請】
1 願い望むこと。また、招くこと。招き。「長者の—を得て行き給ひけるが」〈太平記・三五〉 2 古代、律の規定による刑法上の特典。五位以上の貴族などに適用された。
しょう‐いん【請印】
律令制で、公文書に内印または外印を捺印する儀式。