けん【謙】
[常用漢字] [音]ケン(呉)(漢) [訓]へりくだる 控え目にして人にゆずる。「謙虚・謙称・謙譲・謙遜(けんそん)/恭謙」 [名のり]あき・かた・かね・しず・のり・ゆずる・よし
けん‐きょ【謙虚】
[名・形動]控え目で、つつましいこと。へりくだって、すなおに相手の意見などを受け入れること。また、そのさま。「—な態度」「—に反省する」 [派生]けんきょさ[名]
けん‐きょう【謙恭】
[名・形動]へりくだって、礼儀正しく接すること。また、そのさま。「—な態度」
けん‐ご【謙語】
謙遜(けんそん)の言葉。謙譲語。
けん‐しょう【謙称】
相手に対してへりくだった言い方。謙遜した言い回し。「小生」「豚児」など。また、謙譲語と同義にも用いる。
けんしん‐りゅう【謙信流】
⇒越後流(えちごりゅう)
けん‐じ【謙辞】
相手に敬意を表すために、へりくだっていう言葉。
けん‐じょう【謙譲】
[名・形動]へりくだりゆずること。自分を低めることにより相手を高めること。また、控えめであるさま。謙遜(けんそん)。「—の美徳」「日ごろ—な性質で、名聞を好まない景蔵のような友人ですら」〈藤村・...
けんじょう‐ご【謙譲語】
敬語の一。話し手が、自分または自分の側にあると判断されるものに関して、へりくだった表現をすることにより、相対的に相手や話中の人に対して敬意を表すもの。特別の語を用いる場合(「わたくし」「うかがう...
けんじょうご‐いち【謙譲語Ⅰ】
敬語の一。話し手が、自分側から相手側または第三者に向かう行為・物事について、その向かう先の人物を高めて述べるもの。特別な語を用いる場合(「伺う」「申し上げる」「お目に掛ける」「差し上げる」など)...