いんえいらいさん【陰翳礼讃】
谷崎潤一郎の随筆。「経済往来」誌の昭和8年(1933)12月号と翌昭和9年(1934)1月号に掲載。薄暗い明かりに象徴される日本の伝統美を論じる。
かん‐さん【漢讃】
仏・菩薩の徳をたたえる讃のうち、漢文で書かれたもの。多くは梵讃の漢訳であることが多い。また、中国・朝鮮・日本などで漢文でつづった仏教の讃歌。→梵讃(ぼんさん) →和讃(わさん)
が‐さん【画賛/画讃】
山水画・頂相(ちんぞう)・禅画などの画中の余白に書き添えた詩・文章。讃。
きょう‐さん【慶讃】
1 仏菩薩や祖師の功徳(くどく)を喜び、ほめたたえること。けいさん。 2 新たに仏像・経巻・堂塔などが完成したときに行う、喜びたたえる仏事。→落慶(らっけい)
けい‐さん【慶讃】
⇒きょうさん(慶讃)
ぐしんらいさん【愚神礼讃】
《原題、(ラテン)Encomium Moriae》エラスムスの著書。1511年刊。痴愚女神の自己礼讃の形式で、哲学者・神学者の空虚な論義、聖職者の偽善などを鋭く風刺し、人文主義の立場から支配者・...
こう‐さん【講讃】
仏教で、経文の意味・内容を講義し、その功徳をたたえること。
さん【讃】
[人名用漢字] [音]サン(呉)(漢) [訓]ほめる たたえる 1 ほめたたえる。「讃歌・讃美/称讃・絶讃」 2 ほめたたえる文。また、絵に添える詩文。「画讃」 3 仏徳をたたえる言葉。「梵讃(...
さん【賛/讃】
1 ほめたたえること。また、その言葉。「バッハ—」 2 漢文の文体の一。人物や事物をほめる際の文章。多く、4字1句で韻を踏む。 3 画面の中に書きそえた、その絵に関する詩句。画賛。 4 仏・菩薩...
しょう‐さん【称賛/称讃/賞賛/賞讃】
[名](スル)褒めたたえること。「—の的(まと)」「—すべき行為」