えら【豪】
《形容詞「えら(偉)い」の語幹から》 1 はなはだしいこと。すぐれていること。「こちとらが夕べの働き、—ぢゃぞえ」〈浄・源頼家源実朝鎌倉三代記〉 2 名詞・形容詞語幹の上に付き接頭語的に用いて、...
えら・い【偉い/豪い】
[形][文]えら・し[ク] 1 普通よりもすぐれているさま。 ㋐社会的地位や身分などが高い。「会社の—・い人」 ㋑人間として、りっぱですぐれている。「苦労しただけあって、—・い人だ」 2 物事の...
えら‐ぶつ【偉物/豪物】
腕前や度量のすぐれた人物。剛の者。えらもの。「彼はなかなかの—だ」
えら‐もの【偉者/豪者】
「偉物(えらぶつ)」に同じ。
こう‐け【高家/豪家】
1 格式の高い家。由緒正しい家柄。また、権勢のある家柄。名門。摂関家や武家の名族をいう。 2 後ろだてとする権勢。また、その権勢を借りていばること。「大将殿をぞ—には思ひ聞こゆらむ」〈源・葵〉 ...
こうけ‐がま・し【高家がまし/豪家がまし】
[形シク]《「ごうけがまし」とも》権勢をかさに着るさま。権柄ずくである。「かこちかかりて—・しく申して、むつかしく侍るなり」〈山家集・下・詞書〉
こうけ‐だ・つ【高家立つ/豪家立つ】
[動タ下二]《「ごうけだつ」とも》権門出身らしく振る舞う。「—・つるわが殿も中納言におはしますや」〈落窪・二〉
こうけ‐ば・る【高家張る/豪家張る】
[動ラ四]《「ごうけばる」とも》威圧的で横柄に振る舞う。えらぶる。「—・ったる罪人かな」〈虎明狂・八尾〉
ごう【剛/豪】
[名・形動]《古くは「こう」》力が強いこと。勇ましいこと。また、そのさま。「柔よく—を制す」「—の者」「賊中の—なる者でございましょうな」〈芥川・戯作三昧〉
ごう【豪】
[常用漢字] [音]ゴウ(ガウ)(呉) [訓]つよい 1 すぐれて力強い。勢いが盛ん。「豪快・豪傑・豪族・豪放・豪勇」 2 能力・財力などがぬきん出た人。「強豪・剣豪・酒豪・土豪・富豪・文豪」 ...