かい‐しのぎ【貝鎬】
刀剣のしのぎが角立たないで、普通よりは少し丸みのあるもの。その膨らみが貝の形に似ているところからいう。
かい‐しょう【貝礁】
貝殻が集積して形成される礁。付着する岩礁などがない場合でも、他の貝殻を土台として局所的に個体群を形成する。カキ類・イガイ類の貝礁が知られる。→カキ礁
かい‐じゃくし【貝杓子】
ホタテガイなどの平たい貝殻に、竹や木の柄をつけた杓子。江戸では、扇子とともにお年玉としてよく用いられた。
かい‐すり【貝磨り/貝摺り】
青貝などをすって細工をすること。また、それを職業とする人。
かい‐ぞろえ【貝揃え】
⇒貝尽(かいづ)くし1
かい‐だこ【貝蛸】
アオイガイの動物体。タコの一種で、雌は殻をもっているのでいう。
かいちゅう‐るい【貝虫類】
⇒貝形類
かい‐つ‐もの【貝つ物】
貝。貝類。「海士(あま)どもあさりして、—もて参れるを」〈源・須磨〉
かいづ【海津】
滋賀県高島市の地名。琵琶湖北岸に位置し、京都・敦賀(つるが)を結ぶ交通の要地として栄えた。もと、貝津と書いた。
かい‐づか【貝塚】
古代人が捨てた貝殻が層をなして積もった遺跡。日本では縄文時代に属するものが代表的で、貝殻のほかに鳥獣や魚の骨、土器・石器・骨角器などを含み、人骨も発掘されている。