びんぼう‐ばなお【貧乏鼻緒】
棕櫚(しゅろ)や竹の皮で作った鼻緒。庭下駄などに用いる。
貧乏(びんぼう)暇(ひま)無(な)し
貧乏で生活に追われ、少しも時間のゆとりがない。「—で働く」
びんぼうものがたり【貧乏物語】
河上肇の著書。大正5年(1916)9〜12月「大阪朝日新聞」に連載。翌年刊。貧困の現状、原因、救済策を論じた3編からなる。後年、救済策が不徹底として、著者みずから絶版とした。
びんぼう‐ゆすり【貧乏揺すり】
[名](スル)座っているとき、絶えずひざを細かく揺り動かすこと。びんぼうゆるぎ。「落ち着きなく—する」
びんぼう‐ゆるぎ【貧乏揺るぎ】
[名](スル) 1 「貧乏揺すり」に同じ。 2 (「貧乏揺るぎもしない」の形で用いる)ほんの少し動くこと。「中々—もしない困り物だ」〈魯庵・社会百面相〉
貧乏揺(びんぼうゆ)るぎもし◦ない
⇒貧乏揺るぎ2
まじ‐ち【貧鉤】
持ち主が貧しくなるように呪(のろ)いを込めた釣り針。「この鉤(つりばり)はおぼ鉤(ち)、すす鉤、—、うる鉤、と言ひて後手(しりへで)に賜へ」〈記・上〉
まずし・い【貧しい】
[形][文]まづ・し[シク] 1 財産や金銭がとぼしく、生活が苦しい。貧乏である。「暮らしが—・い」「—・い家に生まれる」 2 量・質ともに劣っている。粗末である。貧弱である。乏しい。「—・い食...
まずしいひとたち【貧しい人たち】
《原題、(フランス)Les Humbles》コペーの詩集。1872年刊行。
まずしききょうえん【貧しき饗宴】
安住敦の句集。昭和15年(1940)刊行。