かてき‐そんじゃ【貨狄尊者】
栃木県佐野市の竜江院にある、オランダの人文学者エラスムスの木像。慶長5年(1600)日本に漂着したオランダ船の船尾飾りであったのを、中国で船の創始者といわれる貨狄になぞらえて呼んだもの。
か‐ぶつ【貨物】
1 品物。荷物。かもつ。 2 貨幣や財産。 [補説]1の意味では、明治初期までは「かもつ」より「かぶつ」が一般的であった。
か‐へい【貨幣】
商品の価値尺度や交換手段として社会に流通し、またそれ自体が富として価値蓄蔵を図られるもの。鋳貨・紙幣のほかに、当座預金などの信用貨幣を含めていう場合が多い。
かへい‐かち【貨幣価値】
貨幣一単位で商品やサービスなどを購入しうる能力。貨幣の購買力。
かへい‐けいざい【貨幣経済】
貨幣を媒介物として商品の交換が行われる経済の仕組み。→自然経済 →信用経済
かへい‐しほん【貨幣資本】
資本が購入・生産・販売の各局面で姿を変えて循環する中で、貨幣の形態にある資本のこと。
かへいすうりょう‐せつ【貨幣数量説】
物価水準の上下は、他の事情が等しいかぎり、貨幣数量の増減に比例するという学説。米国の経済学者フィッシャーに代表される。
かへい‐せいど【貨幣制度】
国家が一国内に流通する各種貨幣の発行・品位などについて設ける制度。
かへい‐せき【貨幣石】
新生代の始新世・漸新世に生息した有孔虫の一群。殻は石灰質の円盤状で、内部は渦巻き状となり、多くの小室に分かれている。ヌンムライト。
かへい‐どうめい【貨幣同盟】
国際貿易などを行うのに便利なように、二つ以上の国家が共通の貨幣単位や貨幣制度をもつことを定めた同盟。