たん【貪】
⇒どん
たん‐いん【貪淫/貪婬】
非常に色を好むこと。
たん‐お【貪汚】
欲が深くて心がいやしいこと。
たん‐かん【貪官】
「どんかん(貪官)」に同じ。
たん‐しょく【貪食】
[名](スル)「どんしょく(貪食)」に同じ。「禿鷲(はげわし)らは…屍骸(しがい)を見つけて—し」〈中勘助・鳥の物語〉
たん‐しん【貪心】
貪欲な心。欲の深い心。
たん‐よく【貪欲】
[名・形動]「どんよく(貪欲)」に同じ。「汝の—を遂んとするも」〈織田訳・花柳春話〉
たん‐らん【貪婪】
[名・形動]「どんらん(貪婪)」に同じ。「彼の頭脳は溌剌として、新鮮な水を含む海綿のように—にすべてを吸収した」〈島木健作・続生活の探求〉
たん‐りん【貪吝】
欲が深くて、けちなこと。「—奢侈誹謗の類は何れも不徳の著しきものなれども」〈福沢・学問のすゝめ〉
たん‐れい【貪戻】
[名・形動ナリ]欲が深く人の道に背くこと。また、そのさま。どんれい。「贔屓(ひいき)の沙汰の致す所、一人—ならざりせば」〈読・近世説美少年録・二〉