かい‐なお・す【買(い)直す】
[動サ五(四)]前に買ったものを失ったために、もう一度買う。「手帳をなくしたので—・す」
かい‐なじ・む【買い馴染む】
[動マ五(四)]遊女をしばしば買ってなじみになる。「書生時代に—・んだ駒代に再会して見ると」〈荷風・腕くらべ〉
かい‐にんき【買(い)人気】
市場の人気が買いに向かうこと。買い手が売り手よりも多いこと。
かい‐ぬし【買(い)主】
売買で買うほうの人。買い手。買い方。⇔売り主。
かい‐ね【買(い)値】
物を買いとる値段。また、商品を仕入れたときの値段。「—を割る」
かい‐のせ【買(い)乗せ】
値上がりを予想して、同じ銘柄を買い増すこと。
かい‐ば【買(い)場】
株式相場などで、買い時。
かい‐ひか・える【買(い)控える】
[動ア下一]《「かいびかえる」とも》買うのを見合わせる。また、買う量を少なめに抑える。「高値なので—・える」
かい‐びかえ【買(い)控え】
[名](スル)《「かいひかえ」とも》買い手が、適当な時機の来るのを待って、品物を買わないでいること。また、買い入れる数量を少なめにすること。
かい‐まい【買米】
江戸時代、米価引き上げなどの目的から幕府や諸藩が大名や市中の商人に米の買いつけを命じたこと。また、その米。幕府や藩自身が買い取る場合にもいった。