がん‐しょう【翫賞】
[名](スル)芸術作品や風景などを味わい楽しむこと。鑑賞。「園内各所の楓樹(ふうじゅ)を—し」〈魯庵・破垣〉
がんちゅうのあくま【眼中の悪魔】
山田風太郎による短編の推理小説。昭和23年(1948)「別冊宝石」誌に発表。第2回日本探偵作家クラブ賞(現、日本推理作家協会賞)短編賞を受賞。
がんのてら【雁の寺】
水上勉の中編小説。昭和36年(1961)発表。同年、第45回直木賞受賞。昭和37年(1962)映画化。
ガードナー‐こくさいしょう【ガードナー国際賞】
カナダのガードナー財団により、医学の分野において優れた業績を残した人に与えられる国際的な賞。1959年創設。 [補説]日本人では利根川進や山中伸弥などが受賞している。
きいろいきば【黄色い牙】
志茂田景樹の小説。秋田県のまたぎの生活を描く。昭和55年(1980)刊行。同年、第83回直木賞受賞。
きいろいねこ【黄色い猫】
吉行理恵の短編小説、および同作を表題作とする小説集。作品は「群像」誌、昭和63年(1988)11月号に掲載。作品集は翌年刊行で、第28回女流文学賞を受賞した。
きかんしゃせんせい【機関車先生】
伊集院静の小説。瀬戸内海の小島にある小学校に赴任してきた教師と、子供たちとの交流を描く。平成6年(1994)刊行。同年、第7回柴田錬三郎賞受賞。平成9年(1997)にアニメ映画、平成16年(20...
きがかいきょう【飢餓海峡】
水上勉の小説。昭和38年(1963)刊行。洞爺丸事故を題材とした推理物。昭和39年(1964)、内田吐夢監督により映画化され、第20回毎日映画コンクール監督賞受賞。
きき‐がき【聞(き)書(き)】
[名](スル) 1 人から聞いて、その内容を書きとめること。また、そのようにして書いたもの。「民話を—する」 2 叙位任官の理由などを書いた文書。「源以仁、頼政法師父子追討の賞とぞ—にはありける...
ききょう【帰郷】
《原題Homecoming》米国の小説家デルの自伝。1933年刊。
大仏次郎の小説。昭和23年(1948)発表。国外に亡命、戦後帰国した元海軍軍人の目を通して、故国日本の荒廃を批判したもの。...