けん‐そ【倹素】
[名・形動]むだな出費をせず質素なこと。また、そのさま。「—な暮らし」
けん‐とく【倹徳】
質素・倹約の徳。
こう‐とう【公道】
[名・形動ナリ]手堅く、地味なこと。また、そのさま。堅実。質素。「娵(よめ)には—な形(なり)をさせて」〈滑・浮世風呂・四〉
こ‐てい【小体】
[名・形動]こぢんまりしていること。つつましいこと。質素なこと。また、そのさま。「母と二人の—な暮しであったが」〈秋声・縮図〉
こと‐そ・ぐ【事殺ぐ】
[動ガ四]むだを省いて簡略にする。簡素にする。質素にする。「ことさらよそひもなく—・ぎて」〈源・須磨〉
さい‐てん【采椽/採椽】
山から切り出したままの木を使った垂木(たるき)。また、飾らない質素な家のたとえ。「茅茨(ばうじ)きらず、—けづらず」〈平家・五〉
さい‐もん【柴門】
しばを編んでつくった門。また、質素で閑静な住居。柴扉(さいひ)。
しかし‐ながら【然し乍ら/併し乍ら】
[接]「しかし」のやや改まった、言い方。「彼は金持ちだ。—実に質素だ」 [副] 1 そのまま。そっくり。すべて。「精進にて書きたる経は、—竜宮に納まりぬ」〈今昔・一四・二九〉 2 結局。要す...
しつ【質】
[音]シツ(漢) シチ(呉) チ(呉)(漢) [訓]たち ただす [学習漢字]5年 〈シツ〉 1 ものを成り立たせている中身。「質量/異質・音質・均質・硬質・材質・実質・水質・等質・特質・品質...
しつ‐じつ【質実】
[名・形動]飾りけがなく、まじめなこと。質素で誠実なこと。また、そのさま。「—な(の)気風」「—剛健」