あきたら◦ない【飽(き)足らない】
[連語]《動詞「あきたる」の未然形+打消しの助動詞「ない」》⇒飽き足りる
あきたり◦ない【飽(き)足りない】
[連語]《動詞「あきたりる」の未然形+打消しの助動詞「ない」》⇒飽き足りる
あき‐た・りる【飽(き)足りる】
[動ラ上一]《動詞「あきたる」(四段)の上一段化。多く「あきたりない」「あきたらない」の形で用いる》十分に満ち足りる。満足する。「彼の煮えきらない態度に—・りないものを感じた」
あき‐た・る【飽(き)足る/慊る】
[動ラ五(四)]《古くは「あきだる」とも。多く「あきたらない」の形で用いる》「飽き足りる」に同じ。「平凡な生活に—・らない」
あき‐み・つ【飽き満つ】
[動タ四]満ち足りる。満腹する。「着るもの、食物に—・ちて」〈宇治拾遺・一〇〉
あ・く【飽く/厭く/倦く】
[動カ五(四)] 1 十分になってもうたくさんだと思う。いやになる。「—・くことを知らぬ金銭欲」「菜の葉にとまれ。菜の葉に—・いたら桜にとまれ」〈野村秋足・蝶々〉 2 満たされた気持ちになる。満...
盈満(えいまん)の咎(とが)め
《「後漢書」方術伝・折像から》物事が満ち足りると、かえって災いを招きやすいということ。盈満の災い。
えん‐まん【円満】
[名・形動] 1 物事のようすや人柄などが、調和がとれていて穏やかなこと。また、そのさま。「—な夫婦」「話が—に収まる」 2 まるく満ちていること。特に、顔などが豊かで福々しいこと。また、そのさ...
起(お)きて半畳(はんじょう)寝(ね)て一畳(いちじょう)
人間が必要な広さは、起きている時が半畳で、寝ても一畳あれば足りる。贅沢(ぜいたく)は慎むべきであるという教え。
かい‐そく【快足】
1 きわめて足の速いこと。また、速く走れる足。「—を飛ばす」「—ランナー」 2 ここちよく満ち足りること。また、その状態。「心思の—、身体の安適を求むとも」〈中村訳・西国立志編〉