しばがき‐おどり【柴垣踊(り)】
江戸初期に流行した踊り。柴垣節に合わせて、からだをくねらせ、手や胸を打ちながら踊ったもの。
しん‐ぶよう【新舞踊】
新舞踊劇のこと。新舞踊劇がさまざまに発展していく過程でこの名称が生まれ、近年ではもっぱらこれが使われる。
じゃ‐おどり【蛇踊(り)】
長崎市の諏訪神社のおくんち(長崎くんち)などで行われる民俗芸能。蛇腹胴(じゃばらどう)の張り子の竜を、十数人が棒で支え持って、はやしながら練り回る。もと、中国から伝わったものという。 [補説]長...
す‐おどり【素踊(り)】
日本舞踊で、衣装・かつらなどをつけず、男子は袴(はかま)、女子は着流しの紋服姿で踊ること。また、その踊り。
すずめ‐おどり【雀踊(り)】
江戸時代の風流(ふりゅう)踊りで、編み笠をかぶり、竹に雀の模様の着物を着て奴(やっこ)姿で踊るもの。歌舞伎にも取り入れられた。
すててこ‐おどり【すててこ踊(り)】
明治初期、宴席で吉原の幇間(ほうかん)が踊ったこっけいな踊り。うしろ鉢巻きに、じんじん端折りをして踊った。明治13年(1880)落語家初世三遊亭円遊が高座で演じて流行。鼻をつまんで捨てる真似をす...
すみよし‐おどり【住吉踊(り)】
大阪の住吉大社の御田植神事に行われる踊り。歌い手は上に御幣をつけ、縁に幕を垂らした大傘を立て、手の割り竹で傘の柄を打ちながら歌う。数人(本来は四人)の踊り手は縁に幕を垂らした菅笠(すげがさ)をか...
ぜにだいこ‐おどり【銭太鼓踊(り)】
銭太鼓を両手または片手に持ち、振ったり、からだや地面に打ちつけたりしておどる踊り。全国各地に分布する。
そう‐おどり【総踊(り)】
一座の者全員が出て踊ること。また、その踊り。
たいこ‐おどり【太鼓踊(り)】
腹に太鼓や羯鼓(かっこ)をつけて打ちながら踊る、風流(ふりゅう)系の民俗芸能。かんこ踊り・臼太鼓(うすだいこ)踊り・風流獅子舞など各地に分布する。