ふん‐ぎり【踏ん切り】
思い切って決心すること。決断。「このあたりで—をつけてしまおう」
ふん‐ぎ・る【踏ん切る】
[動ラ五(四)]《「ふみきる」の音変化》思い切ってする。決断する。「どうしても結婚に—・れない」
ふん‐ごみ【踏込/踏籠】
1 「踏込袴(ふんごみばかま)」の略。 2 歌舞伎の衣装の一。女形がすねの見えないようにつける紅絹(もみ)の股引(ももひき)状のもの。
ふんごみ‐ばかま【踏込袴】
袴の一種。裾を狭く細くした野袴。
ふん‐ご・む【踏ん込む】
[動マ五(四)]「ふみこむ」の音変化。「私も路でないところへ—・むかも知れませんが」〈露伴・観画談〉
ふんぞり‐かえ・る【踏ん反り返る】
[動ラ五(四)]上体を後ろへぐっとそらすようにする。また、尊大な態度をとる。「椅子に—・る」
ふん‐ぞ・る【踏ん反る】
[動ラ五(四)]《「ふみそる」の音変化》足をふんばって、上体を後ろにそらす。また、手足を思いきり伸ばして背をそらす。「仰向けになって、—・って」〈鏡花・婦系図〉
踏(ふ)んだり蹴(け)ったり
重ね重ねひどい目にあうこと。「道は混むし雨には降られるし—だ」
ふん‐づ・ける【踏ん付ける】
[動カ下一]「ふみつける」の音変化。「他人の足を—・ける」
ふん‐ばり【踏ん張り】
1 ふんばること。「疲れて—がきかない」 2 下等な遊女を卑しめていう語。ふりばり。「—め、血迷うて何ぬかす」〈浄・大経師〉