しろ‐つつじ【白躑躅】
1 白い花をつけるツツジ。《季 春》 2 襲(かさね)の色目の名。表は白、裏は紫。春に用いる。
つつじ【躑躅】
1 ツツジ科ツツジ属の植物の総称。常緑または落葉性の低木、まれに小高木もある。よく分枝し、枝や葉に毛がある。春から夏、白・紅・紫色などの漏斗形で先の5裂した花が咲く。園芸種も多く、ヤマツツジ・サ...
てき‐ちょく【躑躅】
1 足踏みすること。ためらうこと。 2 つつじ。
とうごく‐みつばつつじ【東国三葉躑躅】
ツツジ科の落葉低木。本州中部以北の山地に自生。葉は枝の先に3枚ずつつき、広卵形。5月ごろ葉の出る前に、紫色の花を横向きにつける。
どうだん‐つつじ【灯台躑躅/満天星】
ツツジ科の落葉低木。枝はよく分枝し、その先に倒卵形の葉が輪生する。秋には紅葉する。春、若葉とともに、白い壺形の小花が多数下向きに咲く。暖地に自生するが、多く観賞用に植えられる。《季 春》
に‐つつじ【丹躑躅】
赤い花の咲くツツジ。特に、ヤマツツジのこと。「竜田道の岡辺の道に—のにほはむ時の」〈万・九七一〉
はこね‐こめつつじ【箱根米躑躅】
ツツジ科の常緑小低木。岩壁などに生え、高さ約20〜60センチ。毛のある楕円形の小さい葉が密生。7月ごろ、白い筒状の花をつける。箱根で発見されたが、秩父・富士山などにも分布。
ばいか‐つつじ【梅花躑躅】
ツツジ科の落葉低木。本州以西の山地に自生。葉は楕円形。初夏、葉の下に紫色の斑点のある白い花を開く。
ひかげ‐つつじ【日陰躑躅】
ツツジ科の常緑小低木。関東以西の山地の崖などに生え、葉は長楕円形で、枝先に集まって互生する。4、5月ごろ、淡黄色の鐘状の花が咲く。さわてらし。
ほう‐たく【芳躅】
《「躅」は足跡の意》先人の業績・事跡をたたえていう語。よい行跡。ほうちょく。