やく【躍】
[常用漢字] [音]ヤク(呉)(漢) [訓]おどる 1 高くはね上がる。「躍進/一躍・跳躍・飛躍・勇躍・欣喜雀躍(きんきじゃくやく)」 2 勢いよく動き回る。「躍如・躍動/暗躍・活躍」
やく‐しゅつ【躍出】
[名](スル)勢いよく出ること。おどり出ること。「眼球の—し来るや予め期する所なり」〈小林雄七郎・薩長土肥〉
やく‐しん【躍進】
[名](スル)めざましい勢いで進出・発展すること。「—を遂げる」「—する産業界」
やく‐じょ【躍如】
[ト・タル][文][形動タリ]いきいきとしていて目の前に見えるさま。「嵐の情景が絵の中に—として描かれている」「面目—」
やく‐ぜん【躍然】
[ト・タル][文][形動タリ]いきいきと目の前に現れるさま。「—と大空裏に描き出している」〈漱石・虞美人草〉
やく‐そう【躍層】
海洋や湖において、ある深度を境に水温・塩分濃度・密度などが急激に変化する層。注目する量に対して、水温躍層、塩分躍層、密度躍層ともいう。
やく‐ぞう【躍増】
[名](スル)急激にふえること。飛躍的な増加。「売り上げ総額が—する」
やく‐どう【躍動】
[名](スル)いきいきと活動すること。「—感にあふれる文章」「—する若い身体」
やく‐やく【躍躍】
[ト・タル][文][形動タリ]こおどりするさま。また、おどりたつほど生き生きとしたさま。「—たる畏友の面目を感じ」〈啄木・雲は天才である〉
やっ‐き【躍起】
[名・形動]あせってむきになること。また、そのさま。「—になって否定する」