ぐんばい‐なずな【軍配薺】
アブラナ科の越年草。葉は細長い楕円形。春から夏、白い小花を総状につける。実は扁平で広い翼をもち、形が軍配うちわに似る。
ぐんばい‐ひるがお【軍配昼顔】
ヒルガオ科の蔓性(つるせい)の多年草。暖地の海岸に生え、茎は砂上をはう。葉は軍配うちわに似た形で、厚くつやがある。夏から秋に、紅紫色のらっぱ状の花を開く。
ぐんばい‐ほおずき【軍配酸漿】
巻き貝のナガニシの卵嚢(らんのう)。形が軍配うちわに似る。海ほおずきの一つで、口に入れて鳴らして遊ぶ。《季 夏》
ぐんばい‐むし【軍配虫】
半翅(はんし)目グンバイムシ科の昆虫の総称。大きさ3〜4ミリのカメムシで、翅(はね)を閉じた形が軍配うちわに似る。菊・ツツジなどの葉につき汁を吸う害虫。
軍配(ぐんばい)を上(あ)・げる
相撲で、行司が勝ったほうの力士を軍配団扇(うちわ)で指し示す。転じて試合や競争などで、勝利・優勢の判定を下す。
軍配(ぐんばい)を返(かえ)・す
相撲で、制限時間がきたとき、行司が軍配を裏返して構え、取組を始めさせる。
ぐん‐ばつ【軍閥】
1 明治以後、軍事力を背景に政治的権力を掌握した軍上層部の勢力。薩摩(さつま)・長州の出身者を中心とし、統帥権の独立などにより特権的地位を独占したが、敗戦により崩壊。 2 中国で、軍人が私兵をも...
ぐんばつ‐せいじ【軍閥政治】
強大な軍の権力を背景に軍の上層部によって行われる政治。
ぐん‐び【軍備】
国を守るため、または戦争をするために必要な兵員・兵器・軍事施設などをそろえること。また、その装備。
ぐんび‐かくちょう【軍備拡張】
軍備の規模を充実・強化すること。軍拡。