てん‐ぷく【転覆/顛覆】
[名](スル) 1 列車・船などがひっくり返ること。また、ひっくり返すこと。「ヨットが—する」 2 政府などの組織が倒れること。また、倒すこと。「日本全社会の根底より—せんとて」〈福沢・福翁百話〉
てんぷく‐ざい【顛覆罪】
人が乗っている汽車・電車などを転覆・破壊する罪。→汽車転覆等及び同致死罪
てんぷ‐めいれい【転付命令】
転付についての執行裁判所の命令。
てん‐ぺん【転変】
[名](スル)《古くは「てんべん」とも》物事が移り変わること。生滅・変化すること。「世相がめまぐるしく—する」「有為(うい)—」
てんぺん‐せつ【転変説】
現象世界のいっさいは一つの実在が展開・変化して生成するという説。インド哲学の中心思想の一つで、サーンキヤ学派がその代表。→積聚説(しゃくじゅうせつ)
てん‐ぼうりん【転法輪】
仏が教えを説くこと。説法。法輪は仏の教えを転輪王の武器である輪宝になぞらえたもので、転は説くこと。
てん‐ぽ【転補】
[名](スル)他の官職に任じること。転任させること。
てん‐ぽう【転封】
[名](スル)江戸時代、幕府の命令で、大名の領地を他に移すこと。移封。国替え。
てん‐ぽう【転蓬】
風に吹かれ、根を離れてころがる蓬(よもぎ)。流浪することや旅人の身にたとえる。
てんめい‐かいご【転迷開悟】
仏語。迷いを転じて悟りを開くこと。