あし‐がる【足軽】
《足軽くよく走る兵の意》中世・近世、ふだんは雑役を務め、戦時には歩兵となる者。戦国時代には弓・槍(やり)・鉄砲などの部隊の兵士として活躍。江戸時代には諸藩の歩卒(ほそつ)をいい、士分と区別された。
おかる【お軽】
浄瑠璃「仮名手本忠臣蔵」中の女性。塩冶(えんや)判官の腰元で、早野勘平の妻。夫のために祇園の遊女となる。大星由良之助の密書を、一力(いちりき)茶屋の階上から鏡で盗み見る場面が有名。
お‐てがる【御手軽】
[形動]「手軽」に同じ。「—な方法」「—なレストラン」
かる【軽】
奈良県橿原(かしはら)市大軽(おおかる)付近の古地名。古代には交通の要地で軽の市(いち)があった。
かる‐がる【軽軽】
[副] 1 重い物をいかにも軽そうに動かすさま。「米俵を—(と)担ぐ」 2 たやすくやってのけるさま。楽々。容易に。「—(と)勝つ」 3 気持ちがはればれとしているさま。「わだかまりもとけて—(...
かろ‐がろ【軽軽】
[副]「かるがる」に同じ。「綿入(わたいれ)一枚の出で立ちさえ—とした快い感じを添える」〈漱石・趣味の遺伝〉
き‐がる【気軽】
[形動][文][ナリ]こだわったり面倒がったりしないで行動に出るさま。また、堅苦しくなくて、気がおけないさま。「—に引き受ける」「—な格好で出掛ける」 [派生]きがるさ[名]
きょう‐きょう【軽軽】
[形動ナリ]言動がかるがるしいさま。軽率。「春宮の御弟(おとと)の宮達は少し—にぞおはしましし」〈大鏡・兼家〉
きん【経/軽】
〈経〉⇒けい 〈軽〉⇒けい
くち‐がる【口軽】
[名・形動] 1 口数が多く、無用のことまで軽々しくしゃべること。秘密などをすぐ人にもらすこと。また、そのさま。「—で信用できない」⇔口重(くちおも)。 2 すらすらとものを言うこと。また、その...