き【輝】
[常用漢字] [音]キ(呉)(漢) [訓]かがやく 1 光が四方に広がる。かがやく。「輝石・輝銀鉱」 2 かがやかしいこと。はえ。「光輝」 [名のり]あきら・てる・ひかる
きあん‐こう【輝安鉱】
アンチモンと硫黄からなる鉱物。金属光沢のある鉛灰色で、斜方晶系。結晶は柱状で縦に条線があり、軟らかい。アンチモンの重要な鉱石。
き‐えん【輝炎】
黄色または黄赤色に光って見える火炎。高温気体中の微粒子が発する光であり、ろうそくの場合、高温で遊離した炭素の微粒子が光る。強い放射熱をもち、加熱に用いられる。
き‐がん【輝岩】
火成岩の一。輝石を主成分とする完晶質の粗粒の超塩基性岩。
き‐き【輝輝/暉暉】
[ト・タル][文][形動タリ]照り輝くさま。「中庭忽ち見る隕星の光、煌々—、炳乎として人を射る」〈服部誠一・東京新繁昌記〉
きぎん‐こう【輝銀鉱】
銀と硫黄からなる鉱物。等軸晶系。金属光沢のある黒灰色で軟らかく、ナイフで切れる。セ氏173度以下で単斜晶系に転移し針銀鉱になるが、両種を区別せず輝銀鉱とよぶことも多い。銀の重要な原料鉱石。アルゲ...
き‐コバルトこう【輝コバルト鉱】
コバルト・砒素(ひそ)・硫黄からなる鉱物。金属光沢のある銀白色で、少し赤みを帯びた六面体または八面体の結晶。等軸晶系。条痕(じょうこん)色は灰黒。コバルトの鉱石。
き‐じん【輝尽】
紫外線やX線などを照射されて励起した蛍光体が、長波長の電磁波などで別の刺激を受けたとき、ふたたび閃光を発する現象。このような現象を示す蛍光体は輝尽性蛍光体とよばれ、医療用のイメージングプレートな...
きじんせい‐けいこうたい【輝尽性蛍光体】
⇒輝尽
き‐すいえんこう【輝水鉛鉱】
モリブデンと硫黄からなる鉱物。鉛灰色で金属光沢があり、極めて軟らかい。六方晶系。ふつう、葉片状や鱗片(りんぺん)状結晶の集合体をなす。ペグマタイト・熱水鉱床中に産し、モリブデンの原鉱。