ごう【轟】
[人名用漢字] [音]ゴウ(ガウ)(慣) [訓]とどろく 車・雷鳴・大砲などの大きな音の形容。また、それが響くこと。「轟音・轟轟・轟然・轟沈」
ごう‐おん【轟音】
とどろきわたる音。大きく鳴り響く音。「列車の—」
ごう‐ごう【轟轟】
[ト・タル][文][形動タリ]大きな音がとどろき響くさま。「—たる車輪の響き」
ごう‐ぜん【轟然】
[ト・タル][文][形動タリ]大きな音がとどろき響くさま。「—たる大音響」「貨物列車が—と真近を通ったのだ」〈康成・雪国〉
ごう‐ちん【轟沈】
[名](スル)艦船が、砲撃や爆撃などを受けて瞬時に沈没すること。また、沈没させること。「敵艦を—する」
とど‐め・く【轟く】
[動カ四]《「どどめく」とも》 1 音がひびきわたる。とどろく。「いかづちの鳴り—・くをり」〈塵袋〉 2 がやがや騒ぎたてる。「人の音多くして、—・き来る音す」〈宇治拾遺・一〉
とどろ【轟】
[副]音が大きく鳴り響くさま。「舟橋を渡る車の音が—に響いて」〈花袋・蒲団〉
とどろか・す【轟かす】
[動サ五(四)] 1 大きな音を鳴り響かせる。「爆音を—・して飛びたつ」 2 広く世間に知られるようにする。「天下に勇名を—・す」 3 胸をどきどきさせる。「期待に胸を—・す」
とどろ‐がけ【轟駆け】
馬がひづめの音を荒々しく響かせて進むこと。「百騎が十騎にならんまでも打てや者ども…とて、—にて歩ませける」〈義経記・三〉
とどろき【轟き】
とどろくこと。また、その音。「滝の—」「胸の—」