むかえ【迎え】
来る人を迎えること。迎えに行くこと。また、その人。むかい。「—の車が来る」「—をやる」
むかえ‐い・れる【迎え入れる】
[動ラ下一][文]むかへい・る[ラ下二] 1 来る人を迎えて中に入れる。「客間に—・れる」 2 仲間として受け入れる。「転校生をあたたかく—・れる」
むかえ‐かく【迎え角】
飛行機などの翼の前縁と後縁とを結ぶ直線(翼弦)が、空気の流れの方向となす角度。迎え角が大きいほど揚力は大きいが、ある限度を超えると後方の気流が乱れ、失速の状態となる。迎角(げいかく)。
むかえ‐がね【迎え鐘】
精霊会(しょうりょうえ)のとき、御霊(みたま)を迎えるために打ち鳴らす鐘。《季 秋》
むかえ‐ぐるま【迎え車】
人を出迎えるために用意された人力車や自動車。
むかえ‐こう【迎え講】
阿弥陀如来が死者を極楽に迎えるようすを儀式化した法会。
むかえ‐つけ【迎え付け】
茶会で、亭主が露地の中門(ちゅうもん)を開けて、腰掛けにいる客を出迎えること。
むかえ‐の‐くも【迎えの雲】
臨終のとき、死者を迎えに阿弥陀如来が乗ってくるという、紫の雲。
むかえ‐び【迎え火】
盂蘭盆(うらぼん)に入る夕方、門前で麻幹(おがら)などをたいて精霊を迎える火。門火(かどび)。《季 秋》「—やをりから絶えし人通り/万太郎」⇔送り火。
むかえ‐びと【迎へ人】
迎えに来る人。迎えの人。「あやしく、日頃たびたび—を返し給ふかな」〈宇津保・内侍督〉