じん‐せき【人跡/人迹】
人の足跡。人の通った跡。「—まれな深山」
すい‐じゃく【垂迹】
《「すいしゃく」とも》仏語。仏・菩薩(ぼさつ)が人々を救うため、仮に日本の神の姿をとって現れること。「本地(ほんじ)—」→本地
せき【迹】
[音]セキ(漢) シャク(呉) [訓]あと 〈セキ〉足あと。あと。「行迹・事迹」 [補説]「跡」と通用。
〈シャク〉
に同じ。「垂迹(すいじゃく)・本迹(ほんじゃく)」
ひっ‐せき【筆跡/筆蹟/筆迹】
書かれた文字。また、その文字の書きぶり。「—を似せて書く」「—鑑定」
ほんじ‐すいじゃく【本地垂迹】
本地としての仏・菩薩(ぼさつ)と、垂迹としての神。→本地垂迹説
ほん‐じゃく【本迹】
仏語。 1 本地(ほんじ)と垂迹(すいじゃく)。 2 「本迹二門」に同じ。
みょう‐せき【妙跡/妙蹟/妙迹】
すぐれた筆跡。妙筆。
りもつ‐の‐すいじゃく【利物の垂迹】
仏語。仏・菩薩(ぼさつ)が衆生を救うために種々の姿をとって現れること。
れい‐せき【霊跡/霊迹】
神仏に関する神聖な事跡のあった地。
わこう‐すいじゃく【和光垂迹】
和光同塵(どうじん)2のこと。本地垂迹の立場からいう。「いづれの所か—の居にあらざる」〈保元・上〉