尻(しり)に帆(ほ)を掛(か)・ける
慌てて逃げ去る。「悪事が露見し—・けて逃げる」
じしゃく【磁石】
狂言。遠江(とおとうみ)の某が、大津松本の市で人買いにだまされそうになって逃げるが、人買いが太刀を抜いて追いかけてくるので、自分は磁石の精だと名のって太刀を取り上げる。
すたこら‐さっさ
[副]急いで逃げるさま。すばやく立ち去るさま。感動詞的にも用いられる。
せ‐こ【勢子/列卒】
《「せご」とも》狩猟の場で、鳥獣を追い出したり、他へ逃げるのを防いだりする役目の人。狩子(かりこ)。
背(せ)を向(む)・ける
1 後ろを向く。「敵に—・けて逃げる」 2 無関心な態度をとる。また、そむく。「社会に—・ける」「父親に—・ける」
そう【走】
[音]ソウ(漢) [訓]はしる [学習漢字]2年 1 はしる。「走行・走者・走破/競走・疾走・縦走・馳走(ちそう)・独走・帆走・暴走・奔走」 2 逃げる。「潰走(かいそう)・脱走・逃走・敗走」 ...
たか‐とび【高飛び/高跳び】
[名](スル) 1 高く飛び上がること。 2 犯罪者などが遠くの土地へ逃げること。「海外へ—する」 3 高いバー(横木)を跳び越える跳躍競技の総称。立ち高跳び・走り高跳びなど。
タックル【tackle】
[名](スル) 1 体当たりすること。走る相手に組み付くこと。「逃げる犯人に—する」 2 ラグビーで、球を持っている相手チームの選手に組み付いて倒すか、ボールを地面に触れさせて前進を阻むこと。 ...
たぬきのはらつづみ【狸腹鼓】
狂言。大蔵・和泉(いずみ)流。雌狸が尼に化けて猟師に殺生を戒めるが、見破られて命ごいに腹鼓を打ち、すきを見て逃げる。
たんば‐ごえ【丹波越え】
1 京都から山を越えて丹波へ行くこと。 2 かけおちすること。また、破産や勘当などで逃亡すること。近世、京都の者が丹波へ逃げることが多かったところからいう。「—の身となりて、道なきかたの草分衣、...