ぐん‐だん【軍談】
1 江戸時代の通俗小説で、合戦を題材としたもの。太閤記・甲越軍記など。軍記物。 2 軍記物を節おもしろく読み聞かせること。
けい‐かげき【軽歌劇】
通俗的な歌とせりふによる軽い内容のオペラ。ライトオペラ。
げ‐さく【戯作】
《「けさく」とも》 1 戯れに詩文を作ること。また、その作品。 2 江戸後期の通俗小説類の総称。洒落本・滑稽本・黄表紙・合巻(ごうかん)・読本(よみほん)・人情本など。伝統的で格式の高い和漢の文...
げさく‐しゃ【戯作者】
戯作を業とする人。特に、江戸後期の通俗作家。
げん【諺】
[人名用漢字] [音]ゲン(呉)(漢) [訓]ことわざ 1 ことわざ。「古諺・俗諺・俚諺(りげん)」 2 通俗語。「諺解」 [難読]諺文(オンモン・オンムン)
こく‐ぼたん【黒牡丹】
1 花が紫黒色の牡丹。くろぼたん。 2 《「通俗篇」草木などに見える劉訓の故事から》牛の別名。
こ‐さいばり【小前張】
神楽歌の前張の後半部分。前半の大前張(おおさいばり)より一段と民謡的、通俗的。今日知られるのは、薦枕(こもまくら)・篠波(ささなみ)など9曲。⇔大前張。
酒(さけ)に別腸(べっちょう)有(あ)り
《「通俗篇」飲食から》酒には酒の入る別の腸がある。酒量の多少は身体の大小には関係しないことをいう。
さんごくしえんぎ【三国志演義】
中国の長編小説。120回。四大奇書の一。羅貫中の作といわれる。「三国志」に基づき、三国時代の歴史を虚構を交えて演義したもの。蜀(しょく)の劉備(りゅうび)・関羽・張飛・諸葛孔明ら英雄豪傑の活躍と...
ざつ‐げき【雑劇】
1 中国、宋代に始まる演劇の形態の名。時代により、その内容が異なる。宋代では滑稽風刺劇、元代では歌劇である元曲、明・清代では新形式の短編劇をいう。 2 日本で、能・狂言・舞楽などに対し、通俗的な...