かよいこまち【通小町】
謡曲。四番目物。古作を観阿弥が改作。百夜通いのすえに、精根尽きた深草少将の霊が死後も小野小町の霊を追うが、僧の回向(えこう)で成仏する。
かよい‐こん【通い婚】
婚姻形態の一。夫婦が同居せず、夫または妻が時々相手の住まいを訪ねて何日か暮らす形式。週末に会うことが多いため「週末婚」ということもある。別居婚。 [補説]平安時代には男が女のもとに通うのが普通で...
かよい‐じ【通い路】
行き通う道。通路。「雲の—」「恋の—」
かよい‐だる【通い樽】
1 酒屋から得意先へ配達するときに用いる酒樽。 2 祝儀に用いる酒樽。
かよい‐ちょう【通い帳】
1 掛け買いの月日・品名・数量・金額などを記入して、金銭を支払うときの覚えとする帳簿。 2 預金の出し入れを記入する帳簿。通帳。
かよい‐つ・める【通い詰める】
[動マ下一][文]かよひつ・む[マ下二]同じ所へ絶えず通っていく。しょっちゅう通う。「図書館に—・める」
かよい‐づめ【通い詰め】
ある期間、同じ所に頻繁に通うこと。
かよい‐どころ【通ひ所】
いつも通っていく所。特に、妻や愛人の所。「なほざりの—もあまたになるを」〈源・匂宮〉
かよい‐ばこ【通い箱】
1 商店や製造元などが、取引先や得意先に注文の品物を入れて届けるのに使う箱。 2 掛け売りの通い帳を入れる箱。 3 座敷飾りの小箱。もとは、医者へ薬を取りに行くときに用いた。
かよい‐ぶね【通い船】
1 一定の航路を行き来する小船。 2 河川・港湾などで、本船と陸地との間を連絡する小船。