あおすじ‐あげは【青条揚羽】
アゲハチョウ科のチョウ。翅(はね)は黒色で、中央に青色の斑紋が連なる帯がある。幼虫はクスノキやタブノキの葉を食べる。岩手・秋田両県から南に分布。くろたいまい。
あおべかものがたり【青べか物語】
山本周五郎による連作短編小説。昭和35年(1960)「文芸春秋」誌に連載。浦安をモデルとする架空の町「浦粕」を舞台に、昭和初期の漁師町の人間模様を描いた作品。昭和36年(1961)、文芸春秋読者...
あかいかげぼうし【赤い影法師】
柴田錬三郎の時代小説。「週刊文春」誌に連載、昭和35年(1960)刊。非情の忍者を主人公とする伝奇活劇。
あかいさつい【赤い殺意】
藤原審爾の推理小説。昭和34年(1959)、雑誌「女性自身」に連載。今村昌平監督による映画化作品があるほか、数度にわたりテレビドラマ化されている。
あ‐かがり【皸/皹】
《「あ」は足、「かがり」は、ひびが切れる意の「かかる」の連用形から。元来は足についていったか》あかぎれ。《季 冬》「—をかくして母の夜伽(よとぎ)かな/一茶」
あかげのぽち【赤毛のポチ】
山中恒の児童文学作品。北海道の炭坑町を舞台に、労働者家庭の少女の日常を描いた作品。同人誌「小さい仲間」に連載され、昭和31年(1956)、日本児童文学者協会新人賞を受賞。単行本は昭和35年(19...
あかし【灯】
《動詞「明かす」の連用形から》 1 ともし火。明かり。灯火。「町の—が其処にも此処にも見える」〈花袋・田舎教師〉 2 神仏に供えるともし火。灯明。みあかし。
あかしかいきょう‐おおはし【明石海峡大橋】
本州四国連絡橋ルートの一。明石海峡に架かる吊り橋で、兵庫県淡路市と兵庫県神戸市とを結ぶ。吊り橋としては世界最長の中央支間長(塔と塔との間の距離1991メートル)で、全長3911メートル。平成10...
アカシヤのだいれん【アカシヤの大連】
清岡卓行の短編小説。中国北東部の港町、大連を舞台にした作品。昭和44年(1969)発表。同年、第62回芥川賞受賞。
あか‐ず【飽かず/厭かず】
[連語]《動詞「あ(飽)く」の未然形+打消しの助動詞「ず」の連用形。副詞的に用いる》 1 飽きないで。いつまでも嫌にならないで。「恋人の写真を—(に)見つめていた」 2 満足せず。もの足りなく。...