むかし【昔】
1 時間的にさかのぼった過去の一時期・一時点。時間の隔たりの多少は問わずに用いるが、多く、遠い過去をいう。「—の話」「—のままの姿」「とっくの—」 2 過去の10年を1期としてよぶ表し方。「十年...
むかし‐え【昔方】
《「え」は方の意》過去の方。昔。いにしえ。むかしべ。「—や今も恋ひしきほととぎすふるさとにしも鳴きて来つらむ」〈古今・夏〉
昔(むかし)取(と)った杵柄(きねづか)
過去に鍛えた腕前。若いころに身につけた技能。「—で、泳ぎ方に無理がない」
むかし‐の‐よ【昔の世】
1 過去の世。往昔。「おぼろげの—のあたならぬ人は」〈源・若菜上〉 2 生まれる以前の世。前世。「—ゆかしげなり」〈源・紅葉賀〉
む‐かんさ【無鑑査】
鑑査が不要なこと。特に美術展覧会で、過去の入選実績などにより、鑑査なしで出品できること。また、その資格。
む‐し【無始】
万象は因縁で成り立っていて、因をいくらさかのぼっても果てしがなく、始めがないこと。転じて、無限に遠い過去。大昔。「—よりこのかた生死に流転するは」〈宇治拾遺・一〉
むし‐こうごう【無始曠劫】
始めがわからないほどの遠い過去。「妻子といふものが、—よりこのかた生死に流転するきづななるがゆゑに」〈平家・一〇〉
めいどめぐり【冥土めぐり】
鹿島田真希の小説。病に侵された夫と、過去をめぐる旅に出る妻を描く。平成24年(2012)発表。同年、第147回芥川賞受賞。
めっ‐そう【滅相】
[名]仏語。 1 四相の一。因縁によって生じた一切のものが現在の存在から滅し去り、過去に入ること。 2 真如が常住で寂滅であり、生死がないこと。
[形動][文][ナリ]あるはずのないさま。と...
もと‐かの【元カノ】
《「元の彼女」の意》過去に、その男性の恋人であった女性をいう。→今カノ →前カノ →元彼