すぎ【過ぎ】
[語素] 1 時間・年齢などを表す語の下に付いて、その時間や年齢をすでにすぎている意を表す。「八時—に帰る」「三〇—の男」 2 動詞の連用形の下に付いて、その程度が度をこしている意を表す。「食べ...
すぎこし‐かた【過ぎ来し方】
[連語] 1 通り過ぎた方向。「—を眺める」 2 過ぎ去った昔。過去。「—を思い返す」
すぎこし‐の‐いわい【過ぎ越しの祝】
⇒過ぎ越しの祭
すぎこし‐の‐まつり【過ぎ越しの祭】
ユダヤ教の三大祭の一。小羊の血を戸口の柱に塗ったイスラエル人の家を神ヤーウェが通り過ぎて、エジプト人にのみ難を与えたというエジプト脱出の故事を記念する春の祭り。過ぎ越しの祝。→仮庵の祭 →ペンテ...
すぎこしのまつり【過越しの祭】
米谷ふみ子の小説。米国で暮らす中年女性の憂鬱を描く。昭和60年(1985)、新潮新人賞、第94回芥川賞受賞。過越しの祭はユダヤ教の祭の一つ。
すぎ‐さ・る【過(ぎ)去る】
[動ラ五(四)] 1 その場所を通り過ぎて行ってしまう。「台風が—・る」 2 時間が経って、過去のものになってしまう。「—・ったことは言うまい」「—・りし青春の日々」
過(す)ぎたるは猶(なお)及(およ)ばざるが如(ごと)し
《「論語」先進から》何事でもやりすぎることはやり足りないことと同じようによくない。
すぎ◦ない【過ぎない】
[連語]《動詞「す(過)ぎる」の未然形+打消しの助動詞「ない」》⇒過ぎる6
すぎ‐もの【過ぎ者/過ぎ物】
釣り合いがとれないくらいよいもの。過分なもの。「瀛公(えいこう)は好男(いろをとこ)だ。あの女には—だはな」〈滑・浮世床・初〉
すぎ‐ゆ・く【過(ぎ)行く】
[動カ五(四)] 1 通ってゆく。また、通り越してゆく。「人々が足早に—・く」 2 時が移ってゆく。「月日が—・く」 3 死ぬ。亡くなる。「—・かれしつれあひの事」〈浮・織留・一〉