かわ‐しょうよう【川逍遥】
《「かわじょうよう」とも》 1 川辺をぶらぶらと歩くこと。川のほとりで遊ぶこと。「賀茂の河原に—しける」〈古今・秋上・詞書〉 2 川に舟を浮かべて遊ぶこと。「江口の遊女の—の、月の夜舟をご覧ぜよ...
しょう‐よう【逍遥】
[名](スル)気ままにあちこちを歩き回ること。そぞろ歩き。散歩。「郊外を—する」
はる【遥】
[形動ナリ]遠くまで眺望が開けているさま。はるか。多く「目もはるに」の形で「芽も張る」の意にかけて用いている。「紫の色濃き時は目も—に野なる草木ぞわかれざりける」〈伊勢・四一〉
はる‐ばる【遥遥】
[副] 1 遠く離れているさま。遠くから、または遠くへ物事の及ぶさま。はるかに。「—(と)展望が開ける」「—(と)海を渡ってくる」 2 程度がかけ離れているさま。はるかに。「その顔色は世上の若...
はろ‐ばろ【遥遥】
[副]《古くは「はろはろ」》「はるばる」に同じ。「神々しいまでに美しい—とした稜線」〈井上靖・比良のシャクナゲ〉 「難波潟漕ぎ出(づ)る舟の—に別れ来ぬれど忘れかねつも」〈万・三一七一〉
よう【遥〔遙〕】
[人名用漢字] [音]ヨウ(エウ)(呉)(漢) [訓]はるか 1 はるかに遠い。「遥遠・遥拝」 2 さまよう。ぶらつく。「逍遥(しょうよう)」 [名のり]すみ・とお・のぶ・のり・はる・みち