さい‐ぎ・る【遮る】
[動ラ四]《「さききる」の音変化》「さえぎる」の古形。「毛野の臣軍を—・り」〈継体紀〉
さえ‐ぎ・る【遮る】
[動ラ五(四)]《「さいぎ(遮)る」の音変化》 1 間に隔てになるものを置いて、向こうを見えなくする。「幕で—・る」「木々に太陽光線が—・られる」 2 進行・行動を邪魔してやめさせる。妨げる。「...
しゃ【遮】
[常用漢字] [音]シャ(呉)(漢) [訓]さえぎる さえぎる。「遮光・遮断・遮蔽(しゃへい)」 [難読]遮莫(さもあらばあれ)
しゃ‐おん【遮音】
[名](スル)外部の音が聞こえてこないように、また、音が外に漏れないようにさえぎること。「窓を閉めきって—する」「—効果」
しゃ‐かい【遮戒】
仏語。本来は悪ではないが、悪を行いやすくなるとして禁じた戒律。飲酒戒(おんじゅかい)など。→性戒(しょうかい)
しゃがん‐かく【遮眼革】
⇒遮眼帯
しゃがん‐たい【遮眼帯】
馬具の一。馬の目の外側に装着して視野をさえぎり、前方しか見えないようにするもの。遮眼革。ブリンカー。ブラインダー。
しゃがん‐とう【遮眼灯】
「強盗提灯(がんどうぢょうちん)」に同じ。
しゃ‐こう【遮光】
[名](スル)光をさえぎること。光が内へさし込んだり、外へ漏れたりしないようにすること。「ブラインドで—する」「—幕」 [補説]書名別項。→遮光
しゃこう【遮光】
中村文則の小説。平成15年(2003)「新潮」誌に発表。単行本は平成16年(2004)刊行。平成16年(2004)、第26回野間文芸新人賞受賞。