か‐せん【貨泉】
中国の新(しん)の王莽(おうもう)が14年に鋳造した銅貨。「貨泉」の文字が鋳出されている。日本の弥生文化の遺跡からも出土する。
カタコンブ【(フランス)catacombes】
初期キリスト教徒の地下墓所。キリスト教が迫害された当時は礼拝所として使用された。天井や壁には壁画や碑文が残されている。ローマ市に遺跡が残る。カタコンベ。
カターニア【Catania】
イタリア南部、シチリア島、シチリア自治州の都市。同島の東岸、エトナ山の麓に位置する。古代ギリシャ、ローマの植民都市が置かれ、11世紀にノルマン人の支配下になった。エトナ山の噴火(紀元前2世紀、1...
カックー【Kakku】
ミャンマー中部、シャン高原西部にある仏教遺跡。インレー湖の東約50キロメートルに位置する。約2500もの仏塔が林立。紀元前のアショカ王の時代にさかのぼるとされ、12世紀にパガン朝第4代王アラウン...
カッパドキア【Kapadokya】
トルコ中央部の山岳地帯。紀元前15〜前12世紀にはヒッタイト王国の中心地。4〜10世紀のキリスト教洞穴教会群が散在し、内部に多くの壁画がある。1985年、「ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩石遺...
カディフェカレ【Kadifekale】
トルコ西部の都市イズミルにある城塞跡。市街南部のパゴス山と呼ばれる標高186メートルの丘の上に位置する。紀元前4世紀、アレクサンドロス大王の統治下、ペルシア軍に対する防備のために建造。現在は東ロ...
カナワット【Qanawat】
シリア南部の村。スウェイダーの北東約7キロメートルに位置する。新約聖書に登場するデカポリス(十都市連盟)の一つ、カナタがあった場所とされる。古代ローマ時代の教会、バシリカ、宮殿、神殿などの遺跡がある。
カハマルカ【Cajamarca】
ペルー北西部、アンデス山脈中の標高2750メートルにある都市。カハマルカ県の県都。1532年、インカ帝国最後の皇帝アタワルパがスペイン人のフランシス=ピサロに捕らえられ、幽閉された地として知られ...
カハル‐ペチ【Cahal Pech】
中央アメリカ、ベリーズ西部にあるマヤ文明の遺跡。サンイグナシオの南東郊に位置する。マヤアーチとよばれる逆三角形のアーチをもつ通路や神殿をはじめ、先古典期から古典期中期に建てられた建造物が残ってい...
カバー【Kabah】
メキシコ東部、ユカタン州にあるマヤ文明の遺跡。ユカタン半島北西部、州都メリダの南約70キロメートルに位置する。この遺跡の北西約20キロメートルにあるウシュマル遺跡と同じく、プウク様式とよばれる複...