い【遺】
[音]イ(ヰ)(漢) ユイ(呉) [訓]のこす わすれる [学習漢字]6年 〈イ〉 1 後に残る。「遺憾・遺棄・遺恨・遺跡/後遺症」 2 死後に残す。「遺愛・遺訓・遺骨・遺産・遺書・遺族・遺体...
い‐あい【遺愛】
死んだ人が、生前に愛用していたもの。「亡父—の万年筆」
いあい‐じ【遺愛寺】
中国江西省の廬山(ろざん)にあった寺。白居易の詩「遺愛寺の鐘は枕を攲(そばた)てて聴き、香炉峰の雪は簾(すだれ)を撥(かか)げて看(み)る」で有名。
い‐い【遺意】
死んだ人が生前持っていた考え。遺志。「故人の—を継ぐ」
い‐えい【遺影】
故人の写真や肖像画。
い‐えい【遺詠】
1 故人が詠んだ未発表の詩歌。「—を歌集にまとめる」 2 辞世の詩歌。
い‐おん【遺恩】
故人の残した恩恵。故人から受けた恵みや情け。
い‐かい【遺戒/遺誡】
子孫などのために残した訓戒。ゆいかい。「父の—を心にきざむ」
い‐かぞく【遺家族】
一家の中心人物を失い、あとに残された家族。特に、戦没者の遺族。
い‐かん【遺憾】
[名・形動]期待したようにならず、心残りであること。残念に思うこと。また、そのさま。「—の意を表する」「万—なきを期する」