かわざらえ‐みょうがきん【川浚え冥加金】
江戸時代、大坂の諸河川の川浚えを行う経費として、大坂三郷に課した税金。
かわ‐せみ【翡翠/川蝉】
1 ブッポウソウ目カワセミ科の鳥。全長17センチくらい。頭から背にかけて光沢のある青緑色、腹は栗色。くちばしは大きく、黒色で、雌は下くちばしが赤。水に飛び込んで魚を捕って食べる。ユーラシアに分布...
かわ‐なみ【川並み】
川の流れ。川の流れのたたずまい。「山なみのよろしき国と—の立ち合ふ郷(さと)と」〈万・一〇五〇〉
かわら‐の‐まつ【瓦の松】
《白居易「新楽府・驪宮高」の「牆に衣有り、瓦に松有り」から》屋根瓦の上に生えた松。古びた家の形容にいう。「古郷の垣穂の蔦(つた)も色づきて—に秋風ぞ吹く」〈新後拾遺・秋下〉 [補説]原詩の「松」...
かん【貫】
[常用漢字] [音]カン(クヮン)(呉)(漢) [訓]つらぬく ぬく ぬき 1 物の中間をつらぬき通す。「貫通・貫流/縦貫」 2 最後まで筋を通してやりぬく。「貫徹/一貫・突貫」 3 郷土。本籍...
かん‐きょう【寒郷】
1 貧しく、さびれた村里。 2 自分の故郷、居住地をへりくだっていう語。
かんぎ‐えん【咸宜園】
文化14年(1817)、広瀬淡窓(ひろせたんそう)が郷里である豊後(ぶんご)の日田に開いた私塾。大村益次郎・高野長英らが学んだ。
かんじき【樏/欙/橇】
雪の上などを歩くとき、深く踏み込んだり滑ったりしないように、靴などの下につけるもの。木の枝やつるなどを輪にして滑り止めの爪をつけたものや、堅雪のときに使う鉄製のものがある。《季 冬》「父と子や—...
かん‐せぎょう【寒施行】
寒中に、餌の乏しいキツネ・タヌキなどに食物を施すこと。巣穴の前やあぜ・山道などに置く。穴施行。野施行。《季 冬》「—北へ流るる野川あり/波郷」
かん‐そ【閑素】
[名・形動ナリ]平穏で質素な暮らしをすること。また、そのさま。「伊賀の古郷に庵を構へ、爰にてしばしの—をうかがひ給ふに」〈枯尾華〉