ひな‐うた【鄙歌】
田舎の素朴な歌。ひなびた歌。
ひな‐さか・る【鄙離る】
[動ラ四]《「ひなざかる」とも》都から遠く離れる。辺鄙(へんぴ)である。「大君の命(みこと)恐(かしこ)み—・る国を治むと」〈万・四二一四〉
ひな‐びと【鄙人】
田舎の人。里人(さとびと)。
ひな・びる【鄙びる】
[動バ上一][文]ひな・ぶ[バ上二]いかにも田舎という感じがする。いなかめく。「山あいの—・びた温泉場」
ひな‐ぶり【鄙振り/夷曲/夷振り】
1 田舎めいていること。また、そのもの。 2 上代の歌謡の一。地方の歌が宮廷に取り入れられ、大歌になったもので、その歌詞から名づけられたものらしい。 3 狂歌のこと。「きさまも—の一首もよむじゃ...
ひ‐ふ【鄙夫/卑夫】
いやしい男。下品な男。
ひ‐ふ【鄙婦/卑婦】
いやしい女。下品な女。
ひ‐や【鄙野】
[名・形動]下品で洗練されていないこと。また、そのさま。野鄙。「—な風俗」
ひ‐り【鄙俚】
[名・形動]言語・風俗などがいなかじみて、いやしいこと。また、そのさま。野鄙。「よしや其言語は—なりとも」〈逍遥・小説神髄〉
ひ‐りん【鄙吝/卑吝】
いやしくてけちなこと。「彼をして—に陥らしむる」〈漱石・それから〉