せん‐しゃく【浅酌】
ほどよく酒を飲むこと。
たい‐しゃく【対酌】
[名](スル)向かい合って酒をくみかわすこと。差し向かいで酒を飲むこと。対飲。「愛嬌ある丸顔の男と相—して」〈魯庵・社会百面相〉
て‐じゃく【手酌】
自分で自分の杯に酒をつぐこと。ひとりで酌をして飲むこと。「—で一杯やる」
どく‐しゃく【独酌】
[名](スル)ひとりで酒をついで飲むこと。「書物を片手に—する」
なか‐じゃく【仲酌/中酌】
1 婚姻の仲を取り持つこと。媒酌(ばいしゃく)すること。また、その人。仲人。「はるばる嫁入して来たと思ひましたれば、—する者が騙者(かたりもの)にて」〈浮・名代紙衣・四〉 2 争いごとの間に入っ...
はい‐しゃく【杯酌/盃酌】
さかずき。また、さかずきを交わすこと。酒盛り。「再び—を廻らして世間話となり」〈鉄腸・花間鶯〉
ばい‐しゃく【媒酌/媒妁】
[名](スル)結婚の仲立ちをすること。また、その人。仲人(なこうど)。「—の労をとる」
ばん‐しゃく【晩酌】
[名](スル)家庭で、夕食のとき酒を飲むこと。また、その酒。「ほとんど毎日—する」
みれん‐みしゃく【未練未酌】
同情したり斟酌(しんしゃく)したりすること。多く、打消しの語を伴って用いる。「二匹の馬を、—なく打ちのめしました」〈芥川・杜子春〉
ろく‐しゃく【六尺/陸尺】
1 輿(こし)や駕籠(かご)を担ぐ人足。駕籠舁(かごかき)。「—十二人すぐりて、小さき家のありくがごとし」〈浮・一代男・五〉 2 下僕。下男。「あとなる—目に角を立てて」〈浮・永代蔵・一〉 3 ...