す‐がき【酢牡蠣】
生ガキのむき身にポン酢や二杯酢をかけたもの。《季 冬》
酢(す)が過(す)・ぎる
程度を超える。度が過ぎる。「大門くぐらぬがまことの粋(すい)と粋の口から酢の過ぎた」〈洒・玉菊灯籠弁〉
す‐こんぶ【酢昆布】
駄菓子の一。黒酢などで味付けをした昆布。
す‐ざかな【酢肴】
酢につけたさかな。酢の物。
す‐じょうゆ【酢醤油】
酢をまぜ合わせた醤油。ゆでたカニやところてんなどにかける。
す‐だこ【酢蛸】
ゆで蛸を酢につけたもの。また、ゆで蛸を薄く切り、二杯酢をかけた酢の物。
す‐だち【酢橘】
ミカン科の常緑低木。ユズに似て果実は小さく、扁球形。果肉は酸味が強く、特有の香気がある。食酢用に徳島県で栽培され、まだ緑色のときに収穫する。《季 秋》
す‐づけ【酢漬(け)】
野菜や魚を酢に漬けること。また、そのようにした食品。
酢(す)でさいて飲(の)・む
他人の欠点をあれこれあげて、こき下ろすたとえ。「—・むやうに言ひたいがいに言ひこめて」〈浄・卯月の潤色〉
酢(す)でも蒟蒻(こんにゃく)でも
どうにもこうにも手に負えないことのたとえ。煮ても焼いても。「新造の癖に—いけた奴ぢゃない」〈伎・飛馬始〉