す‐どうふ【酢豆腐】
《知ったかぶりの若旦那が、腐って酸っぱくなった豆腐を食べさせられ、酢豆腐だと答える落語から》知ったかぶり。半可通。
す‐どり【酢取り】
生姜(しょうが)・蓮根(れんこん)などを酢に漬け、酸味をつけること。「—生姜」
す‐に【酢煮】
酢を加えて煮ること。また、その煮物。酢炊き。
酢(す)につけ粉(こ)につけ
《酢につけたり、粉にまぶしたりの意から》何かにつけて。酢に当て粉に当て。「—、一日この事いひやまず」〈浮・五人女・二〉
す‐の‐き【酢の木】
ツツジ科の落葉低木。山地に生える。葉は互生し、卵形で酸味がある。6月ごろ、白い釣り鐘状の花が、数個ずつ集まってつく。果実は球形で、熟すと黒くなる。酸味があり、梅にたとえて小梅ともいう。
酢(す)の蒟蒻(こんにゃく)の
あれやこれやと文句をつけること。なんのかの。酢だの蒟蒻だの。「柄に無い政事上の取沙汰、—とやり出したので」〈藤村・破戒〉
す‐の‐もの【酢の物】
魚・貝・野菜などに合わせ酢をかけた料理。
す‐はじかみ【酢薑】
ショウガの酢漬け。 [補説]狂言の曲名別項。→酢薑
すはじかみ【酢薑】
狂言。酢売りとはじかみ売りとが、商人司(あきんどづかさ)(商人の元締め)を決めようとして系図を比べたり、秀句を言い合ったりするが決まらず、一緒に商売をする。
す‐ばす【酢蓮】
蓮根(れんこん)をさっとゆで、甘酢に漬けたもの。料理のあしらいや、散らしずしの具にする。酢蓮根。