す【主/子】
[接尾]人名または人を表す名詞に付いて、親愛の気持ちや軽い敬意を表す。特に遊里で用いる。「ああ、是々(これこれ)太夫—、待って貰(もら)はう」〈伎・韓人漢文〉
すい【粋】
[名・形動] 1 まじりけのないこと。また、そのもの。純粋。 2 すぐれているもの。えりぬき。「日本文化の—」「科学技術の—を集める」 3 世情や人情に通じ、ものわかりがよく、さばけていること。...
粋(すい)が身(み)を食(く)・う
遊里・芸人社会などの事情に通じて、得意になっている人は、つい深入りして、いつのまにか身を滅ぼすことになる。
すい‐しょ【粋書】
粋な内容の本。遊里のことなどを書いた本。
すい‐じん【粋人】
1 風流を好む人。優雅な、趣味の豊かな人。 2 遊里や花柳界などの事情によく通じている人。転じて、経験を積んで世間や人情の裏表をよく知っている、さばけた人。通人。
すいた【吹田】
大阪府中北部の市。北部の千里丘陵には住宅団地、万博記念公園がある。人口35.6万(2010)。
すい‐ほう【粋方】
1 世態・人情、特に遊里のことに通じている人。粋人。「粋だの—だのといふ事を、大通といひはじめて」〈滑・客者評判記〉 2 男伊達(おとこだて)。侠客(きょうかく)。「おりゃ博多の又治というて、隠...
すうふく‐じ【崇福寺】
滋賀県大津市滋賀里町にあった寺。大津宮(おおつのみや)遷都の翌年、天智天皇7年(668)勅願によって創建。たびたびの火災で衰微、寛喜2年(1230)園城寺に付属し、以後廃絶。志賀寺。志賀山寺。...
すか‐すか
[副] 1 切れ味がよく、思いのままに切れるさま。「茨など生いしげりて…—と切って払いて」〈鏡花・竜潭譚〉 2 鼻で数度、外気を強く吸い入れるさま。「あっちこっちに鼻先を振り向け、頻りに—息を...
すけん‐ぞめき【素見騒き】
遊里をひやかしてうろつくこと。また、その人。ひやかし。ぞめき。「—の客は気がつかないらしく」〈荷風・濹東綺譚〉